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円錐角膜について
円錐角膜とは
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円錐角膜

円錐角膜とは、思春期近くに発生し、角膜の中央部が突出する病気です。
円錐角膜
円錐角膜
IENを訪れる患者さんから、最も多く相談を受けるのが円錐角膜という病気です。円錐角膜は、角膜の中心部が飛び出すために視力が落ちます。不正乱視(角膜の表面が凸凹なもの)のため、メガネでは視力は矯正できません。日本では、角膜の上にハードコンタクトをいれる治療を施される医師も多いようですが、もちろん一時的には、コンタクトレンズによって眼の表面は滑らかな球形になりますからよく見えるようになります。しかし、進行すると円錐部が濁って、極度に薄くなってしまい、ついには孔があいてしまいます。  このような進行性の場合には、角膜移植を行います。

1)円錐角膜とは?
 円錐角膜は、角膜(黒目の表面の透明な膜)が、薄くなり、前方へ円錐状に突出してくる進行性の病気です。多くは両眼性です。初期の段階では診断がつきにくく乱視と診断されることもよくあります。進行の度合いは人により様々で、数ヶ月の間に進行する場合もありますが、何年もかけて進行する場合があります。進行するにつれ不正乱視が強く出ます。多くの場合30歳前後で進行が止まるといわれていますが、40歳、50歳になって急激に進行する場合もあります。

2)円錐角膜の原因は?
 現在様々な研究がおこなわれていますが、円錐角膜のはっきりした原因はわかりません。一般的には円錐角膜は遺伝性の病気ではないと考えられています。
IENの患者さんの中には兄弟、姉弟の両方とも円錐角膜を持っていらっしゃる方もおられますが、それらの方でも、ご両親に円錐角膜を持っているという方はいらっしゃいません。

一部では、DOWN症候群に合併することが多いといわれてます。また、目をこする癖(rubbging)が、円錐角膜の疾患の誘因とも言われます。
しかし、アトピー、喘息、目をこすることのない方も円錐角膜を持つ方もいらっしゃいます。

3)円錐角膜の症状は?
 視力低下や見え方のゆがみが円錐角膜の初期症状です。多くの場合、10代後半思春期から20代前半に発症します。
 ごく初期には、まぶしさや光に過敏になるなど、見え方に軽い変化がおこるだけです。右目と左目の症状に差があることもあります。病気が進行して、角膜の突出がつよくなり、角膜に濁りが生じると見え方にゆがみが生じます。
 角膜に浮腫(腫れ)がおこって突然視力が低下することもあります。この角膜の腫れは角膜が円錐状に突出することによって、角膜の内面にある弾性繊維の膜に小さい裂け目が生じておこります。この角膜の腫れは数週間から数ヵ月間続きますが、裂け目が修復されると徐々に瘢痕組織に置き換わります。

4)円錐角膜の治療法は?
 初期段階(裸眼で0.6程度)の症例では眼鏡、中等度(裸眼で0.02程度)までの症例では、ハードコンタクトレンズ(HCL)を使えば、視力が矯正できます。また、ハードコンタクトレンズで不快感を感じる方は、ピギーバック(Piggy Back)を試みるのもいいでしょう。コンタクトレンズで視力が出なくなると、手術が必要になります。また、コンタクトレンズで違和感の続く人も手術の適用になります。手術としては、角膜全層を入れ換える全層角膜移植術を行います。

)レーザー手術、LASIC、PRKなどの手術は受けられません。
 円錐角膜の場合、突起した部分の角膜が薄くなってきますからレーザー手術、LASIC、PRKなどの手術は受けられません。もし、これらの手術を受けると角膜が破れる場合があります。


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